

自分では聞いたことがないのに、とっても気になるいびき。何が原因でいびきが起こるのでしょうか。いびきがうるさいと言われると、どのくらいの程度なのか分からなくても、誰かと一緒に寝るのが怖くなりますね。どうしていびきが起こってしまうのでしょうか。疲れているときにかくいびきは、舌の筋力が脱力し、喉をふさぐことから起こります。お酒を飲んだときや、睡眠薬を飲んだときも同様です。
いびきは喉で起こります。喉が狭くなっていると気道が呼吸によって張り付きやすくなります。また、扁桃腺やアデノイドが腫れて炎症を起こしている場合もいびきをかきやすくなります。口蓋垂が大きい場合も、呼吸がスムーズにいかずにいびきをかくことがあります。また、肥満の人は喉の内部も狭くなっていて、いびきをかきやすくなります。また、仰向けで寝ることによって気道がふさぎやすくなってしまうため、横向きで寝るよりもいびきをかきやすくなります。また、高齢になると、いびきをかきやすい傾向になります。加齢と共に気道の粘膜や組織がゆるんできて、いびきをかくようになります。
鼻に何かしらの病気を持っていると、眠るときに口を開けて眠る人が多いです。口を開けて寝るために、いびきをかきやすくなります。慢性的に鼻づまりがあったり、鼻の病気で通りが悪くなっていたりして、口で呼吸する癖のある人もそうですね。花粉症の人、蓄膿症の人、アレルギーのある人などはいびきをかきやすくなります。こうして鼻が原因で起こるいびきは、粘膜が振動して起こるいびきです。
日頃からいびきをかいている人は2000万人いるそうです。その中の10%にあたる、200万人が睡眠時無呼吸症候群と言われています。睡眠は私たちにとって大変重要なものです。眠ることを禁じ、強制的に起きていることを続けていると、精神に異常をきたすとも言われています。いびきをかくということは、眠っていても自分の耳に騒音として入ってきますし、熟睡することができず、どうしても眠りが浅くなってしまいます。大切な睡眠がしっかりとれていないということは、体に異変が起きてもおかしくありません。日中の眠気や居眠り、仕事の能率も悪くなるでしょう。記憶力や集中力が低下し、思考力も落ちてきます。
いびきは呼吸によって喉が振動し、『騒音』を発します。喉が狭くなっていると、気道の壁が息を吸い込むことによって吸い寄せられ、閉じてしまうことがあります。気道がふさがれるために、呼吸ができなくなり、閉塞型無呼吸という無呼吸状態になります。この状態がしょっちゅう起こり、様々な症状を引き起こしてしまうのが、睡眠時無呼吸症候群です。低呼吸と呼ばれる、呼吸が不十分な状態のときも、同じ症状が見られます。元々いびきを書いていた人が太り出すと、無呼吸を伴ういびきをかくようになるのが多いです。
長い期間いびきをかいていたり、睡眠時無呼吸症候群の状態が続いていると、常に熟睡できない状態にあります。普通、睡眠時には体がリラックスし、血圧も下がって1日の疲れをとってくれます。いびきをかいていると、体はリラックスしていませんし、無呼吸になると酸素を体に取り入れることを一時的に中断しているのと同じことです。要は体が酸素不足になってしまうということです。それにより、血圧は上がったままになり、呼吸器や心臓に負担がかかってしまいます。結果、高血圧症や不整脈を起こし、更には心不全や心筋梗塞などを招いてしまい、最悪の場合は突然死という結果にならないとも限りません。記憶力の低下や集中力がなくなるのも、眠っている間、十分に脳へ酸素が届かないためです。脳卒中や脳梗塞の引き金になったりもします。このように、たかがいびきと思っていても、長年書き続けていると、体への負担になっていることは間違いありません。どんないびきをかいているのか、呼吸は止まっていないのかなど、家族の人に観察してもらう必要があるでしょう。